2025/08/21 20:30


暑さや冷房による自律神経の乱れ、寝苦しい夜、そして食欲不振――
夏の終わりにかけて「なんだかだるい…」と感じていませんか?
それは
夏バテのサインかもしれません。
お盆休みは、帰省や旅行などで生活リズムが乱れやすく、疲れをため込みやすい時期です。

この記事では、
「睡眠」と「栄養」の2つの視点から、夏バテを予防・解消する具体的な方法をご紹介します。
お盆期間中でも実践できるセルフケアで、夏の疲れを内側からリセットしましょう。


夏バテの主な原因と対策ポイント
夏バテの原因は複数ありますが、代表的なのは次の3つです。

  1. 自律神経の乱れ
 暑い屋外と冷房の効いた屋内の急な温度差が、体温調節を担う自律神経に負担をかけます。

  2. 睡眠不足
 暑さで寝苦しくなり、深い眠りが妨げられると、疲労回復が不十分になります。

  3. 栄養・水分不足
 食欲不振や発汗による水分・ミネラル不足で、体がだるくなりやすくなります。

この3つに対応するには、「良質な睡眠」と「バランスの取れた栄養摂取」が重要です。



1. 良質な睡眠で疲労回復を促す

睡眠は、日中の活動で疲れた体を修復し、自律神経を整える大切な時間です。

 ・入浴のタイミング

  就寝の1〜2時間前に38〜40℃のぬるめのお湯に浸かると、体温が一時的に上昇し、その後下がることで自然な眠気を誘います。

 ・寝室の環境

  快適な睡眠環境の目安は室温25〜28℃、湿度50〜60%。エアコンの風が直接体に当たらないようにしましょう。

 ・カフェイン・アルコールは夕方以降控える

  これらは睡眠の質を下げるため、夕方以降は控えるのが望ましいです。




2. バランスの取れた栄養・水分補給で元気を維持

夏バテで食欲がない時は、ついついおそうめんばかり食べてしまいますが、栄養と水分は意識して摂りましょう。

 ・ビタミンB群

  糖質や脂質をエネルギーに変えるのに欠かせません。豚肉、うなぎ、大豆製品、玄米などに多く含まれます。

 ・タンパク質

  筋肉や臓器の材料となる重要な栄養素です。肉、魚、卵、大豆製品をバランスよく。冷しゃぶや冷奴など、さっぱりしたメニューもおすすめ。

 ・クエン酸

  エネルギー代謝を助け、疲労感をやわらげる働きがあります。梅干し、レモン、お酢などを食事に取り入れると、食欲も刺激されます。

 ・水分とミネラル補給

  喉が渇く前にこまめに水分を。大量に汗をかいた時は、塩分やミネラルも一緒に補給しましょう(経口補水液やスポーツドリンクなど)。



まとめ

年々日本の夏は厳しい暑さとなり、「猛暑」どころか「酷暑」という言葉を目にするように。そんな時こそ、日々の生活に「快適な睡眠環境」と「栄養・水分の意識的な補給」を取り入れることで、夏バテを予防しやすくなります。
今年の夏は、体の内側からしっかり整えて、元気に過ごしましょう。